福祉の仕事に向いていない人の特徴|実際に現場で感じること
福祉系施設の求人を見ていると、
「未経験歓迎」「年齢不問」といった言葉をよく見かけます。
実際、福祉業界は慢性的な人手不足のため、
60代未経験の方でも採用されるケースは珍しくありません。
もちろん、それ自体が悪いという話ではありません。
社会経験が豊富だからこそ、
利用者さんとの関わりで力を発揮されている方もたくさんおられます。
ただ、前述したような現場の事情もあるため、
実際に働いている中で、
「この仕事の環境自体が合わないのかもしれない」
と感じる方を見かけることもあります。
今回は、実際に福祉施設で勤務している立場から、
福祉の仕事に向いていないと感じやすい人の特徴について、
経験ベースで整理してみたいと思います。
福祉の仕事は「予定通り」に進まない
福祉の仕事は、
決められた作業を順番通りにこなせば終わる仕事ではありません。
利用者さんは一人ひとり状況が違いますし、
体調や感情の変化も日々あります。
昨日まで元気だった方が急に体調を崩されることもありますし、
その日の気分や状態によって対応を変える必要が出てくることもあります。
さらに、利用者さん対応だけでなく、
- 掃除
- 洗濯
- 食事作り
- 記録
- 申し送り
など、やることは多岐にわたります。
そのため、
「何時にこれをして、次はこれ」
というように、
完全に決まった流れだけで仕事をしたい方にとっては、
かなりストレスを感じやすい仕事かもしれません。
柔軟に動けないと苦しくなりやすい
実際に働いていて特に感じるのは、
福祉の仕事では「柔軟さ」がかなり重要だということです。
例えば、
「今は掃除をしようと思っていたけど、
利用者さん対応を優先しなければいけない」
という場面は日常的にあります。
自分の予定通りに動けないことが続くため、
「予定が崩れること」に強いストレスを感じる方は、かなりしんどくなりやすいと思います。
逆に、
ある程度状況に合わせて切り替えられる人の方が、長く続けやすい印象があります。
「人と関わる仕事」が苦手だとかなり消耗する
福祉の仕事は、
当然ですが人と深く関わる仕事です。
利用者さんとの関わりだけでなく、
職員同士の連携もかなり重要になります。
そのため、
- 報連相が極端に苦手
- 全部一人で完結したい
- 他人に合わせることが強いストレスになる
こういったタイプの方は、
人間関係でかなり消耗しやすいかもしれません。
もちろん、一人夜勤のように比較的人との関わりが少ない働き方もあります。
ただ、それでも完全に一人で仕事をするわけではありません。
申し送りや連携は必ず発生しますし、
何かあれば上司や他職員とのやり取りも必要になります。
実際に自分が働いている夜勤専従という働き方については、
以前こちらの記事でも、メリットと現実の両方を書いています。

「優しい人」が向いているとは限らない
福祉の仕事というと、
「優しい人じゃないとできない」
というイメージを持たれることがあります。
もちろん、思いやりは大切です。
ただ実際には、
優しいだけでは続かない仕事でもあると感じています。
利用者さんのためを思って動いていても、
うまくいかないことはありますし、
感情だけで対応すると自分自身が疲弊してしまうこともあります。
そのため、
- ある程度割り切れる
- 気持ちを引きずりすぎない
- 状況を冷静に判断できる
こういった部分も、
かなり大事な能力だと思います。
実際、自分も夜勤明けには何もできなくなるほど疲弊してしまうことがあり、その感覚については以前こちらの記事でも書いています。
向いていない=ダメではない
ここまで色々書いてきましたが、
向いていないからといって、
その人に問題があるという話ではありません。
仕事には相性があります。
実際、自分もこの仕事をしながら、
「この働き方、自分に合っているのだろうか」
と悩むことは今でもあります。
ただ、
福祉の仕事は、人と関わりながら、
常に変化する状況に対応していく仕事です。
だからこそ、
「自分がどんな働き方をしたいのか」
を考えることはとても大切だと思います。
まとめ
福祉の仕事は、
人と関わりながら、
状況に応じて柔軟に動くことが求められる仕事です。
そのため、
- 決められた流れ通りに仕事をしたい人
- 予定変更に強いストレスを感じる人
- 人との連携が極端に苦手な人
こういったタイプの方は、
しんどさを感じやすいかもしれません。
ただ、
向いている・向いていないは、
実際にやってみないと分からない部分も大きいです。
自分自身もまだ試行錯誤しながら働いていますが、
これから福祉の仕事を考えている方にとって、
少しでも参考になれば嬉しく思います。



