難しい漢字で表現された中華料理の読み方とは!47種類の中華メニューの読み方を紹介
中華料理の名前には、普段日本では使わない難しい漢字が使われていることが多く、何と読めばいいのかわからずに困ってしまうときがあります。
今回の記事では、難しい漢字で表された中華料理名の読み方を紹介したいと思います。
北京料理のメニューの読み方とその料理の特徴を解説
中国貴族が食べる宮廷料理を原点とした、見栄えの良い立派な料理が多いことで知られている北京料理は、魚よりも肉料理を主とし、塩味が強めでこってりとした味付けが特徴的。
そんな北京料理の代表的なメニューの種類と料理名の読み方や特徴を紹介していきます。
北京烤鴨 (ペイチンカオヤー) 北京ダック
北京ダックは、下処理をしたアヒルを窯で丸ごと焼き上げた北京料理を代表するメニューです。
表面がパリパリに焼きあがったアヒルを削ぎ切りにして、甜麺醤(テンメンジャン)という中華風の甘辛みそとネギやキュウリを、小麦粉から作られた薄餅(パオビン)に包んで一緒に食べます。
北京ダックに使われるアヒルは普通のアヒルではなく、あえて運動不足にしながら栄養価の高い食事で太らせた、北京ダック専用のアヒルを使用することが多いです。
涮羊肉(シュワンヤンロウ)
涮羊肉は、薄切りにした羊肉を熱々の鍋にさっとくぐらせて食べる、北京を代表する鍋料理です。
「涮(シュワン)」には「さっとすすぐ」「くぐらせる」という意味があり、その名の通り羊肉を短時間だけ加熱して食べることが特徴です。
ごまだれや香味ダレにつけて食べることが一般的で、羊肉本来の旨味ややわらかな食感を楽しめる北京の伝統料理として親しまれています。
京醤肉絲(ジンジャンロースー)
京醤肉絲は、細切りにした豚肉を甜麺醤(テンメンジャン)などを使った甘辛い味付けで炒めた北京料理です。
「京醤」は北京風の味噌を使った味付け、「肉絲」は細切りにした肉を意味します。
濃厚な甘味噌の風味が特徴で、細切りにした長ねぎなどと一緒に、豆腐皮や薄い小麦粉の皮に包んで食べることもあります。
豚肉の旨味と甜麺醤のコク、長ねぎのさっぱりとした風味を一緒に楽しめる料理です。
酸辣湯麺 (サンラータンメン、スーラータンメン)
酸辣湯麺は、酢の酸味と胡椒や唐辛子の辛味を効かせたスープに麺を合わせた中国料理です。
「酸」は酸味、「辣」は辛味、「湯」はスープを意味しており、その名の通り酸味と辛味のバランスが特徴です。
地域によって味付けや具材に違いがあり、北京をはじめ中国各地で親しまれている料理として知られています。
饅頭 (マントウ) 包子(パオズ)
饅頭は中国の蒸しパンのことで、小麦粉に酵母を入れて発酵させた後に、蒸すことで完成させます。
具を入れない中華まんのような食べ物をイメージするとわかりやすいです。
中国北部や東北部には寒く雨の少ない地域も多く、米よりも小麦の栽培に適した地域では、饅頭や麺類などの小麦粉を使った食品が主食として親しまれています。
また、豚肉などの具が入った饅頭は包子(パオズ)と呼ばれており、日本の中華まんの原型になったといわれています。
餃子 (ギョーザ、チャオズ)
餃子は、小麦粉から作られる薄皮にひき肉や野菜が入った餡を包んで、蒸したり、焼いたりして食べる中華料理。
日本で餃子といえば焼き餃子ですが、中国での餃子といえば水餃子が一般的です。
刀削麺 (ダオシャオミエン、トウショウメン)
刀削麺は、煮立った鍋に水で練った小麦粉の生地を包丁で削ぎ落としながら茹でるという独特の調理方法を用いる麺料理。
ラーメンのようにスープに入れて食べたり、麺の上にあんをかけて食べたりするなど、様々な食べ方があります。
この調理方法は珍しいため、削ぎ落としながら麺を茹でる様子をパフォーマンスとして行うことで客寄せをする店も多いです。
杏仁羹 (キョウニンカン) 杏仁豆腐 (アンニンドウフ)
杏仁豆腐は、杏仁(あんずの種の中にある仁)を使って作られる、中国を代表するデザートです。
なめらかな食感とやさしい甘さが特徴で、中国では地域によって作り方や味わいに違いがあります。
日本の中華料理店でも定番のデザートとして広く親しまれています。
四川料理のメニューの読み方とその料理の特徴を解説
痺れるような辛さを味わえる四川料理は、日本において四大中華料理の中で一番人気がある料理に挙げられるほど、日本人に親しまれています。
四川料理は、唐辛子、胡椒、花椒を多用した刺激的な辛さを特徴とする料理が多いことで有名。
麻婆豆腐など日本人に馴染みのある料理もありますが、日本ではあまり知られていない四川料理もあるため、ご紹介していきたいと思います。
麻婆豆腐 (マーボードーフー、マーボードウフ)
麻婆豆腐は四川料理の代表的な料理の1つで、真っ赤な色合いと麻辣と呼ばれる痺れるような辛さを味の特徴とする豆腐料理です。
ひき肉や赤唐辛子、花椒、豆板醤などを炒め、鶏がらスープを入れて豆腐を煮ることで完成させます。
中国で食べられている味付けだと日本人にとっては辛すぎるため、日本で作られる場合には辛味を抑えるために、痺れるような辛さを出す花椒をあまり入れずに調理することが一般的です。
しかし、近年では激辛ブームが巻き起こったこともあり、中国で食べられている麻婆豆腐そのままの味を提供する中華料理店が増えたため、現在の日本では本場の麻婆豆腐を味わえる中華料理店がたくさん存在しています。
魚香肉絲 (ユーシャンロースー)
魚香肉絲は四川料理の定番メニューの一つで、酸味のある甘辛い味付けが特徴的な料理です。
豚肉、たけのこ、ニンニク、きくらげなどを細切りにして、魚香と混ぜ合わせて炒めます。
※魚香とは、泡辣椒、しょうが、ニンニク、ねぎ、酢、砂糖などを組み合わせて作る、四川料理特有の味付けです。料理名に「魚」とありますが、必ずしも魚を使うわけではありません。
大千干焼魚 (ダーチェンガンシャオユー)
大千干焼魚は伝統的な四川料理の一つで、カリッと揚げた魚を、野菜や豆板醤、唐辛子などを使った辛味のあるソースで煮込んだ魚料理です。
使用する魚は淡水魚を使うことが一般的で、さっぱりとした味わいの魚に辛味のある濃い味付けのソースが良く合います。
宮保鶏丁 (ゴンバオジーディン)
宮保鶏丁は鶏肉と一緒にピーナッツや唐辛子を入れて炒めた四川料理です。
調理する際には、通常炒める火力よりも強めの火力で短時間の内にサッと加熱して仕上げる調理方法が用いられます。
夫妻肺片 (フーチーフェイピィエン)
夫妻肺片は、牛タンやレバーと香辛料を合わせて煮込んだ四川料理です。
四川地域在住のとある夫婦が、牛の内臓を調理することでこの料理を完成させたため、料理名には夫妻という言葉が入っているといわれています。
鶏豆花 (ジードゥーホワ)
鶏豆花は、鶏むね肉などを細かくすりつぶし、卵白やスープと合わせて、豆花のような柔らかな見た目と食感に仕上げる四川料理です。
料理名に「豆花」とありますが、豆腐そのものを主な材料として使う料理ではありません。
透き通ったスープと、ふんわりとした鶏肉の食感を楽しめる、繊細な味わいの料理です。
開水白菜 (カイシュイパイツァイ)
開水白菜は、白菜に透き通った上湯を注いで仕上げる四川料理です。
「開水」は沸騰したお湯を意味しますが、実際には鶏肉や豚肉などから取っただしを丁寧に澄ませた、深い旨味のあるスープが使われます。
見た目はシンプルですが、高度な調理技術を必要とする高級料理として知られています。
回鍋肉 (ホイコーロー)
回鍋肉は四川料理の代表的な料理の一つで、茹でた豚肉や野菜を唐辛子や豆板醤で辛い味付けにした料理。
回鍋肉は日本でも親しまれている中華料理で、本場の中国料理と比べると甘辛い味付けが特徴的です。
青椒肉丝 青椒肉絲 (チンジャオロースー)
青椒肉絲は、細切りにした肉とピーマンなどの野菜を炒めた中国料理です。
「青椒」はピーマン、「肉絲」は細切りにした肉を意味します。
醤油やオイスターソースなどを使った旨味のある味付けが特徴で、中国では豚肉、日本では牛肉を使うことも多く、地域によって具材や味付けに違いがあります。
水煮魚(シュイジューユイ)
水煮魚は、白身魚を唐辛子や花椒をたっぷり使った辛味のあるスープで煮込んだ四川料理です。
「水煮」とありますが、水だけで煮る料理ではなく、香辛料や油をふんだんに使うことが特徴です。
花椒のしびれる辛さと唐辛子の刺激的な辛味が楽しめる、四川料理を代表する人気メニューの一つです。
水煮牛肉(シュイジューニュウロウ)
水煮牛肉は、薄切りの牛肉を唐辛子や花椒を使った香り高いスープで煮込んだ四川料理です。
やわらかい牛肉に、しびれる辛さの「麻」と唐辛子の辛さの「辣」が合わさった「麻辣(マーラー)」の味わいが特徴です。
四川料理の中でも、本格的な辛さを楽しめる料理として人気があります。
辣子鶏(ラーズージー)
辣子鶏は、一口大に切った鶏肉を唐辛子や花椒と一緒に炒めた四川料理です。
大量の唐辛子を使用しますが、唐辛子そのものを食べる料理ではなく、香辛料の香りを鶏肉に移して味わいます。
外は香ばしく、中はジューシーな鶏肉と、四川料理ならではの刺激的な風味が楽しめます。
蒜泥白肉(スワンニーバイロウ)
蒜泥白肉は、ゆでた豚肉を薄切りにし、にんにくを使った特製ソースをかけて食べる四川料理です。
「蒜泥」はすりおろしたにんにく、「白肉」はゆでた豚肉を意味します。
にんにくの香りとピリ辛のタレが豚肉によく合い、前菜としても人気があります。
麻辣火鍋(マーラーフオグオ)
麻辣火鍋は、唐辛子や花椒をたっぷり使った辛味の強いスープで肉や野菜を煮て食べる四川料理です。
「麻」は花椒のしびれる辛さ、「辣」は唐辛子の辛さを意味しており、四川料理を代表する味付けとして知られています。
具材を自由に選んで楽しめることから、中国だけでなく日本でも人気の火鍋料理です。
干烧虾仁 干焼蝦仁 (カンシャオシャーレン) 海老のチリソース煮 エビチリ
干焼蝦仁は、エビを豆板醤や香味野菜などとともに炒めた四川料理です。
日本で親しまれているエビチリは、この料理をもとにケチャップなどを加えて辛味を抑え、日本人向けにアレンジされた料理として知られています。
甘辛いソースとエビの食感を楽しめる、日本の中華料理店でも定番のメニューです。
棒棒鶏 (バンバンジー)
棒棒鶏は、蒸したり焼いたりして調理した鶏肉に、芝麻醤などのソースをかけた中華料理です。
下準備した鶏肉を棒で叩くことで柔らかく仕上げていたことから、棒棒鶏と名づけられました。
中国では鶏肉以外の他の具材を加えずに調理されることが一般的。
唐辛子の辛味が効いた四川料理を代表する料理の一つです。
口水鶏 (コウシュイジー) よだれ鶏
口水鶏は四川料理の前菜メニューとして人気のある料理です。
日本では口水鶏という呼び方よりも、よだれ鶏という呼び方で親しまれています。
茹でた鶏肉にラー油、花椒、黒酢、しょうがなどを合わせた酸味のあるピリ辛タレをたっぷりとかけた料理。
広東料理のメニューの読み方とその料理の特徴を解説
温暖な気候からさまざまな種類の野菜やフルーツ、魚介類などの豊富な食材が収穫できる広東地域は、食材の宝庫と呼ばれるほど有名。
広東料理の中で使用される食材で有名なものは、フカヒレやアワビといった高級な魚介類が挙げられます。
ここからは、広東料理の代表的なメニューの種類と料理名の読み方や特徴を紹介していきます。
咕咾肉(グーラオロー) 香醋肉塊(シャンツーロウカイ) 酢豚
咕咾肉や香醋肉塊とは酢豚のことで、日本の家庭や中華料理店でもよく食べられる広東料理の代表的なメニューの一つです。
下味を付けた角切りの豚肉を主な材料として調理され、衣をつけて揚げた豚肉に甘酸っぱいあんを絡ませることで完成させます。
日本では酢豚のレトルト食品がスーパーで販売されていたり、街のお弁当屋さんのメニューに酢豚があったりするなど、だれでも気軽に酢豚を食べることが可能です。
酢豚は世界的にも有名な料理で、アメリカでは甘酢あんの代わりにケチャップで作られたあんを絡ませて食べられています。
白切鶏(バイチェージー)
白切鶏は、鶏肉をじっくり茹でて食べやすい大きさに切り、生姜やねぎを使ったタレを添えて味わう広東料理です。
シンプルな調理法だからこそ、鶏肉本来の旨味ややわらかな食感を楽しめることが特徴です。
広東料理らしい素材の味を生かした代表的な料理として親しまれています。
雲吞麺(ワンタンミエン)
雲吞麺は、えびや豚肉などを包んだワンタンと細麺を、あっさりとしたスープに合わせた広東料理です。
「雲吞」はワンタン、「麺」は麺料理を意味します。
香港や広東地方では定番の麺料理として知られ、透き通ったスープとプリプリのワンタンが特徴です。
腸粉(チョンファン)
腸粉は、米粉を使った薄い生地を蒸し、えびや牛肉、チャーシューなどの具材を包んで作る広東料理です。
仕上げに甘めの醤油ベースのタレをかけて食べることが多く、もちもちとした食感が特徴です。
飲茶の人気メニューとしても広く親しまれています。
叉焼(チャーシュー)
叉焼は、豚肉を甘辛いタレに漬け込み、じっくり焼き上げた広東料理です。
表面には香ばしい焼き色が付き、やわらかい肉質と甘みのある味わいが特徴です。
そのまま食べるだけでなく、チャーハンやラーメンの具材としても広く利用されています。
魚翅湯 (ユイチイタン) フカヒレスープ
魚翅湯はフカヒレスープのことで、食用のサメの背びれを主な食材とした高級なスープ料理です。
中国で販売されているフカヒレは形状や大きさによって、散翅(サンチー)、魚翅(ユイチー)、排翅(パイチー)、天九翅(テンジュウチー)の4種類に分類されています。
形状や大きさが原型を留めているほど価格が高くなり、バラバラな状態で形状が原型を留めていないフカヒレであれば、安価な値段で購入することが可能です。
芙蓉蟹 (フーヨーハイ) かに玉
芙蓉蟹はかに玉のことで、溶き卵に蟹肉を入れて調理し、甘酸っぱいあんをかけて完成させる広東料理を代表する卵料理です。
日本の中華料理店にある天津飯は、芙蓉蟹を元に日本人がアレンジして作り出した料理だといわれています。
烧卖 (シャオマイ) 焼売 しゅうまい
焼売は、小麦粉で作られた薄い皮で、豚肉や魚介類などの餡を包み、蒸して仕上げる点心料理です。
地域によって具材や形に違いがあり、広東式では豚肉やエビを使った焼売がよく知られています。
日本でも親しまれている代表的な中華料理の一つで、近年では冷凍食品も充実しており、家庭でも手軽に楽しめます。
八宝菜 (パーパオツァイ) はっぽうさい
八宝菜は、豚肉やエビ、イカなどの魚介類と、白菜やにんじん、たけのこなどの野菜を炒め合わせ、とろみのあるあんで仕上げた中国料理です。
「八宝」は「たくさんの宝」という意味があり、必ずしも8種類の具材を使うというわけではありません。
中国料理をルーツとしながら、日本でも独自に発達し、家庭料理や中華料理店の定番メニューとして広く親しまれています。
上海料理のメニューの読み方とその料理の特徴を解説
上海がある東方地域は、蟹やエビなどの魚介類が豊富で、上海蟹の姿蒸しなど、新鮮な魚介類の素材の味を生かした料理が有名です。
上海料理にも数多くのメニューが存在しており、その中には難しい漢字が使われている料理もありますので、ご紹介していきたいと思います。
小籠包 (シャオロンバオ、ショウロンポー)
小籠包は中国や台湾で親しまれている点心料理の一つです。
豚ひき肉を小麦粉から作られた薄皮で小さく包み、蒸すことで完成させます。
薄皮の中には具材と共にスープが入っており、食べたときに熱々のスープが口の中に広がることが大きな特徴です。
上海炒麺 (シャンハイチャウミン) 上海焼きそば
上海炒麺は上海焼きそばのことで、中華麺を肉や野菜とともに炒めた麺料理です。
中国や日本だけでなく、アメリカやインドなど海外でも人気がある中華料理で、それらの国ではレストランのメニューとして存在しています。
揚州炒飯 (ヤンジョウチャオファン) 五目チャーハン
揚州炒飯は五目チャーハンのことで、肉や野菜、魚介類などのさまざまな具材をご飯とともに炒める中華料理の定番メニューです。
近年では、粉末状の五目チャーハンの素がスーパーなどで販売されており、家庭で簡単に五目チャーハンの味を再現できるようになりました。
生煎包(ションジェンバオ)
生煎包は、小籠包によく似た見た目をした上海名物の点心です。
豚肉などの具材を小麦粉の皮で包み、蒸し焼きにすることで、底はカリッと香ばしく、上はふんわりとした食感に仕上がります。
中には肉汁たっぷりのスープが入っており、上海を代表する人気の軽食として親しまれています。
醉雞(ズイジー)
醉雞は、蒸した鶏肉を紹興酒などに漬け込んで作る上海料理です。
「醉」は「酔う」という意味があり、お酒の豊かな香りが料理全体に広がることが特徴です。
やわらかな鶏肉と紹興酒の風味を楽しめる前菜として人気があります。
油爆蝦(ヨウバオシャー)
油爆蝦は、新鮮なエビを強火で手早く炒めて仕上げる上海料理です。
殻ごと調理することが多く、香ばしい風味とエビ本来の旨味を楽しめます。
甘辛い味付けが特徴で、ご飯にもよく合う人気の一品です。
糖醋排骨(タンツーパイグー)
糖醋排骨は、豚スペアリブを甘酢で煮絡めた上海料理です。
「糖」は砂糖、「醋」は酢、「排骨」はスペアリブを意味します。
甘みと酸味のバランスが良く、やわらかく煮込まれた豚肉を味わえる上海の定番料理として親しまれています。
清蒸大闸蟹 (チンジョンダジャシェ) 上海蟹の姿蒸し
清蒸大闸蟹は上海蟹の姿蒸しのことで、上海料理の代表的なメニューです。
上海蟹をひもで縛って蒸すというシンプルな料理で、素材の味を生かした料理として有名。
上海蟹はお土産としても人気があり、上海で買えるのはもちろんのこと、インターネットでも購入することが可能です。
東坡肉(トンポーロウ、ドンポーロウ)
東坡肉は、豚の角煮を醤油や紹興酒、砂糖などでじっくり煮込んだ中国料理です。
名前は、中国・北宋時代の詩人であり政治家でもあった蘇東坡(そとうば)に由来するといわれています。
浙江省杭州市とのゆかりが深い料理ですが、現在では上海をはじめ中国各地で親しまれており、とろけるような柔らかな食感と甘辛い味わいが特徴です。
その他の難しい漢字で表される中国料理
成吉思汗(ジンギスカン)
成吉思汗は、羊肉を鉄鍋で焼いて食べる料理です。
中国の羊肉料理「烤羊肉(カオヤンロウ)」の影響を受けて日本で考案された料理といわれており、現在では北海道を代表する郷土料理として全国的に親しまれています。
羊肉ならではの旨味や香りを楽しめることが特徴で、ラム肉やマトンを野菜と一緒に焼いて食べるのが一般的です。
𰻞𰻞麺 (ビャンビャン麺)
𰻞𰻞麺は、中国・陝西省発祥の幅広い手延べ麺です。
名前に使われる「𰻞」という漢字は、中国でも最も画数が多い漢字の一つとして知られており、パソコンやスマートフォンでは正しく表示されないことがあります。
コシのある幅広麺に、ラー油や花椒、にんにく、黒酢などを合わせたタレを絡めて食べるのが特徴です。
肉夾饃(ロウジャーモー)
肉夾饃は、中国・陝西省(せんせいしょう)発祥の伝統的な料理で、「中国版ハンバーガー」とも呼ばれています。
じっくり煮込んで柔らかくした豚肉を、「饃(モー)」と呼ばれる小麦粉で作られた平たいパンにはさんで食べることが特徴です。
香辛料の効いた豚肉と、外は香ばしく中はもちっとした饃の相性が良く、中国では屋台の定番グルメとして広く親しまれています。
羊肉泡饃(ヤンロウパオモー)
羊肉泡饃は、中国・陝西省(せんせいしょう)の西安で古くから親しまれている伝統料理です。
じっくり煮込んだ羊肉のスープに、小麦粉で作られた「饃(モー)」と呼ばれる平たいパンを細かくちぎって入れて食べます。
羊肉の旨味が溶け込んだ濃厚なスープと、スープをたっぷり吸った饃の食感が特徴で、陝西省を代表する郷土料理として知られています。
中国料理の漢字がわかるおすすめの書籍を紹介
中国料理小辞典
中国料理小辞典は、中国料理のメニューやレシピに登場する料理名、食材、調理法などをわかりやすく解説した書籍です。
中国本土で使用される漢字や発音だけでなく、広東・香港・台湾など地域ごとの漢字表記の違いについても掲載されています。
中国料理の名前や漢字をさらに詳しく知りたい方や、本記事で紹介した料理について理解を深めたい方におすすめの一冊です。
プログレッシブ中国語辞典 第2版
プログレッシブ中国語辞典 第2版は、中国語を本格的に学びたい方に向けた中国語辞典です。
約67,000語を収録しており、第2版では現代中国で使われる語彙や用例も充実しています。
中国料理の名前や中国語の読み方を詳しく調べたい方はもちろん、中国語学習を始めたい方にも役立つ実用的な一冊です。
まとめ
以上、今回は難しい漢字で表された中華料理名の読み方や、その料理の特徴をご紹介しました。
中国料理には非常に長い歴史があり、今回ご紹介した料理以外にも数多くのメニューが存在します。
日本の本格的な中華料理店では、難しい漢字だけで書かれたメニューを見かけることも少なくありません。
料理名の読み方や特徴を知っておくことで、初めて見るメニューでも料理の内容をイメージしやすくなり、より中華料理を楽しめるようになります。
ぜひ本記事を参考に、気になる料理を見つけたら実際に味わってみてください。


