これから福祉系施設で夜勤専従として働こうと考えている方へ、
実際に夜勤専従として勤務している立場から書かせていただきます。

夜勤という働き方は、メリットだけを見ると魅力的に見える部分も多いです。

ただ、実際にやってみると、そのイメージとは少し違う部分もありました。

今回は、自分の実体験をもとに、メリットと現実の両方について整理してみます。

夜勤専従という働き方のメリット

福祉系施設での夜勤シフトは、例えば、

  • 16:00〜9:00
  • 16:30〜9:30
  • 17:00〜10:00

といった時間帯が一般的です。

一回あたりの拘束時間は17時間と長丁場ですが、
まとめてシフトをこなして、その後の時間を自由に使えるという点は大きなメリットです。

実際に自分も、夜勤出勤までの時間にブログ運営の作業をすることができています。

また、単純に夜勤一回の勤務で日勤2日分の給料になるため、
効率よく働きたい人にとっては魅力的に感じると思います。

同じ職場でも、普段は看護師として働いている方が副業として夜勤に入り、
夜勤明けにそのまま本業へ向かう方も多くいらっしゃいます。

体力に自信がある人であれば、
本業と組み合わせて働くという選択も現実的だと思います。

ただ、実際にやってみて感じたこと

自分がこの働き方をしながら感じているのは、
「メリットだけで判断すると、あとでしんどくなる」ということです。

夜勤明けの日は、思っている以上に心身ともに疲れています。

「帰ったら何かやろう」と思っていても、
実際には何もできずに終わる日が何度もありました。

時間があるように見えて、
その時間をうまく使える状態とは限らない。

ここはやってみないと分からなかった部分です。

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夜勤明けの疲労感については、以前こちらの記事でも実体験ベースで詳しく書いています。

夜勤明けに何もできないのは甘えじゃない理由【経験者の実感】夜勤明けに何もできない自分に悩んでいませんか?本記事では、福祉施設で夜勤専従として働く筆者が、夜勤明けに動けなくなる理由を実体験をもとに解説します。脳の疲労や判断の連続による消耗などの背景と、無理をせず続けていくための考え方を紹介します。...

現場のリアル

自分の勤務している施設は比較的小規模で、基本的には1人夜勤です。

もちろん、交代の時間帯には常勤の方から申し送りを受けて勤務が始まるため、
他の職員の方々との関わりもあります。

ただ、日勤帯の職員の方々が退勤される18時頃からは、
基本的に自分一人でシフトを回すことになります。

そのため、
「大人数で動くより、ある程度自分のペースで仕事をしたい」
と感じる方にとっては、働きやすい環境かもしれません。

一方で、施設の規模が大きくなると、
複数人で夜勤を行う体制になることもあります。

もちろん、気の合う同僚と連携を取りながら働けるのであれば、
安心感がありますし、負担を分け合えるというメリットもあります。

ただ、それぞれの仕事に対する考え方や動き方に違いがある場合、
自分の判断だけで仕事を進められなくなるため、
人によってはストレスを感じることもあると思います。

そのため、
人間関係のストレスをなるべく減らして働きたい方は、
比較的小規模な施設の方が合っているかもしれません。

また、夜勤専従という立場上、
常勤の職員の方から指示を受ける場面も多くなります。

利用者さんとの関係性についても、
日中に長時間関わっている職員の方々と比べると、
どうしても距離ができやすいと感じます。

正直に言うと、
肩身が狭いと感じることは日常的にあります。

職場のやり方に合わせながら働くことに、
ストレスを感じる場面も少なくありません。

それでも、この働き方の良さもある

ただ、すべてがきついわけではありません。

利用者さんは大体22時頃になると就寝されるため、
そこからは巡回や見回りが中心になり、
少し落ち着く時間が出てきます。

もちろん、利用者さんの状態によっては
夜間も対応が必要になることはありますが、
比較的ゆとりのある時間があるのも事実です。

自分の職場では、深夜帯に2時間の仮眠時間が設けられています。

仮眠だけで疲れが完全に取れるわけではありませんが、
少しでも身体を休められる時間があるのは大きいと感じています。

実際、そうした時間があることで、
夜勤明けに本業へ向かうといった働き方が成り立っているのも事実です。

向いている人・向いていない人

ここまでの経験を踏まえると、
夜勤専従という働き方は、向き不向きがかなり分かれる仕事だと感じています。

向いている人

  • 体力的にタフな人
  • 生活リズムが崩れても対応できる人
  • ある程度割り切って働ける人
  • やりたいことや本業と両立したい人
  • 1人、もしくは少人数で業務をこなす方が楽だと感じる人
  • 1回の勤務でまとまった収入を得たい人

向いていない人

  • 生活リズムの乱れでメンタルに影響が出る人
  • 疲れを引きずりやすい人
  • 夜勤明けも無理に動こうとしてしまう人
  • 1人でシフトをこなすのが苦手な人
  • 長時間の拘束が苦痛に感じる人
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福祉の仕事は、実際に働いてみないと見えてこない「向き不向き」もかなりあると感じています。

以前、現場で働く中で感じた「福祉の仕事に向いていない人の特徴」についても、実体験ベースでまとめています。

福祉の仕事に向いていない人の特徴|実際に現場で感じること福祉施設で実際に働く中で感じた「福祉の仕事に向いていない人の特徴」を経験ベースで整理。柔軟さや人との関わり、予定通りに進まない現場のリアルなど、実際に働いて感じたことを書いています。...

自分の場合も、仮眠が取れるとはいえ、
やはりしっかり寝たときとは違う疲れが残ります。

夜勤明けの日は、
独特のぐったりした感覚が残っていて、
「今日はもう何もしたくない」と感じることも少なくありません。

また、一人夜勤は、
人間関係のストレスが比較的少ないというメリットがある一方で、
その場にいる職員が自分一人しかいないという責任もあります。

そうした状況で、複数の利用者さんに同時に対応が必要になる場面は特に大変ですし、
利用者さんの体調が悪化した際には、
深夜でも上司へ連絡しなければならない場面もあります。

落ち着いている時間でも完全に気を抜くことはできません。

夜勤という働き方の現実

夜勤という働き方は、
時間がまとまって空くのがメリットだと思っていました。

ただ実際にやってみると、
その時間をうまく使えるかどうかはまた別の話でした。

夜勤明けはかなり疲れていて、
何かやろうと思っても動けないことも多いです。

時間はあるけど、使えない。

そんな状態になることもある働き方だと感じています。

まとめ

夜勤専従という働き方は、
合う人にとっては自由度が高く、
まとまった時間を作りやすい働き方だと思います。

実際、自分も夜勤までの時間を使って、
ブログ運営など、自分のやりたいことに時間を使うことができています。

一方で、
夜勤明けの疲労や生活リズムの乱れ、
人間関係や一人夜勤ならではの責任など、
実際にやってみないと分からなかった大変さもありました。

時間があるように見えて、
その時間をうまく使える状態とは限らない。

ここは、夜勤という働き方をする中で、
特に強く感じている部分です。

だからこそ、
「夜勤は楽そう」「効率よく稼げそう」
というイメージだけで判断するのではなく、

自分の体力や性格、
どんな働き方をしたいのかも含めて考えることが大切だと思います。

もちろん、自分自身もまだこの働き方と向き合っている途中です。

それでも、
これから夜勤専従という働き方を考えている方にとって、
この記事が少しでも判断材料になれば嬉しく思います。

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これから福祉施設で夜勤の仕事を探そうと考えている方は、
夜勤専従求人を専門的に扱っている求人サイトも一度見てみると、
勤務形態や施設ごとの違いがイメージしやすいかもしれません。