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羽根つき餃子を作るのが難しい!そんな方に向けて上手に餃子を焼くためのポイントをご紹介します

羽根つき餃子を焼こうと水溶き片栗粉や小麦粉を入れて調理しても、思うようにパリッとした羽根が作れず、水っぽい仕上がりになってしまったというような経験はありませんか?

見習い忍者
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羽根つき餃子作るの難しいっ!なんかベタッとした仕上がりになるなぁ。なんで?
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そんな人向けに、羽根つき餃子を作るためのポイントをまとめてみたよ!

今回の記事では、上手に餃子を焼くために押さえておきたいポイントをご紹介します。

羽根つき餃子を作るための差し水の作り方

羽根付きで美味しそうに焼きあがったコープ餃子1パック分をお皿に盛り付けた写真

羽根付き餃子を作る上で一番重要になるのが、羽根を作るための差し水の分量です。

上手に羽根つき餃子を作るためには、正しい差し水の作り方を押さえておく必要があります。

そのため、まずは差し水の作り方についてみていきましょう。

餃子の羽根は片栗粉よりも小麦粉の方が作りやすい

餃子の羽根を作るためには、水溶き片栗粉、もしくは、水溶き小麦粉を加えて餃子を焼く必要があります。

片栗粉と小麦粉のどちらでも餃子の羽根を作ることはできますが、水溶き片栗粉で作った羽根は薄めで焦げやすいため、羽根つき餃子を作るのが難しいと感じている方は、片栗粉よりも小麦粉で作る方がおすすめです。

【片栗粉で作る餃子の羽根の特徴】

パリッとした薄めの羽根。小麦粉で作るよりも焦げやすく、ササッと手際よく仕上げる必要がある。軽くてパリッとした食感。

【小麦粉で作る餃子の羽根の特徴】

ザクッとした厚めの羽根。食べ応えがある。厚みがあるため焦げにくく、料理が苦手な方におすすめ。

小麦粉と水の分量はどのくらい?

羽根を作るための差し水は、水100ccに対して小麦粉10gが理想的です。

これよりも小麦粉の分量が多くなってしまうと、ベタッとした羽根になりますし、逆にこの分量よりも小麦粉が少ないと、そもそも羽根ができません。

水:小麦粉=10:1

作る餃子の個数と照らし合わせながら、この分量を基準に差し水を作るようにしましょう。

※片栗粉で作る場合も、同じ分量で作れます。

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小麦粉が大さじ1杯で、およそ9g。
見習い忍者
見習い忍者
つまり、小麦粉10gは大さじ1杯とちょっとってことだね!

差し水はお湯で作ろう

差し水は冷たい水で作るのではなく、熱湯で作ることをおすすめします。

その理由は、熱湯に小麦粉を溶かして差し水を作ることにより、差し水を入れたときにフライパンの温度が下がってしまうことを防ぐことができるからです。

差し水を入れることによって急激にフライパンの温度が下がってしまえば、餃子を蒸し上げるまでの時間が長くなってしまうため、ベタッとした仕上がりになってしまいます。

フライパンの温度を下げずに効率よく餃子を蒸し上げるためにも、熱湯を使って差し水を作るようにしましょう。

また、熱湯で差し水を作ることには、小麦粉を溶かしやすいというメリットもあります。

水で小麦粉を溶かそうとすると小麦粉がダマになりやすいため、お湯を使うことがおすすめです。

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あと、注意点がもう1点! 一気に小麦粉を溶かそうとすると、これまた小麦粉がダマになりやすい。
見習い忍者
見習い忍者
小麦粉とお湯を混ぜるときは、少しずつ混ぜ合わせるようにしてみよう!

羽根つき餃子を作るための焼き方のポイント4つ

上手に羽根つき餃子を作るためには、焼き方のポイントを押さえておくことも重要です。

ここからは、餃子を焼くときのポイントについてみていきましょう。

餃子同士の間隔を近づけて円形に並べる

フライパンにサラダ油を引いたら餃子を並べますが、このとき、できるだけ餃子同士の間隔を近くして円形に並べることがポイント。

餃子を同じ方向に並べるより円形に並べる方が、焼き目を上にしてお皿に盛り付けるときに羽根が崩れにくいからです。

忍者
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焼く個数が少なめで、円形にすると逆に隙間ができてしまう場合は、同じ方向に並べよう!
見習い忍者
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できるだけくっつけて焼きましょう!

火力は必ず中火にする

火力が強すぎるとすぐに水気が飛んでしまって餃子が焦げますし、逆に火力が弱いと、蒸し焼きにする時間が長くなってベタッとした餃子になってしまいます。

見習い忍者
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火加減は超重要!
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焼いているときの音にも注意を払ってみよう! 強すぎると感じた場合は、その都度火加減を調整してみて下さい。

仕上げにごま油を一回しする

羽根が出来てきたら、フライパンにごま油を一回しして最後の仕上げをしましょう。

ごま油を一回ししてからフライパンを揺らしたり、フライ返しなどで餃子の底を少し持ち上げることで、餃子の底にごま油がいきわたり、より一層パリパリに仕上げることができます。

また、ごま油の風味が効いた香り高い餃子を仕上げることができるのも、仕上げにごま油を加えることのメリットです。

ホットプレートよりもフライパンの方が作りやすい

ホットプレートで餃子を焼く場合、フライパンよりも水気が飛ぶのに時間がかかってしまうため、失敗しやすいです。

さらに、ホットプレートでは、フライパンで調理するときのように火加減を目で確認することができません。

ホットプレート調理は一度に多くの餃子を焼くことができるというメリットがありますが、全体に火が通りにくいというデメリットもあるため、餃子を焼くのが難しいと感じている方は、フライパンで調理することをおすすめします。

大量に餃子を焼く場合でも、フライパンで1~2人前分ずつ作ることで、失敗する可能性を抑えることができるでしょう。

見習い忍者
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一気にたくさん作らずに少しずつ作りましょう!

フライパンに餃子がくっつかないようにするための5つのポイント

水分を飛ばすために蓋をとる寸前のフライパンで焼いているコープ餃子の写真

最後は餃子がフライパンにくっついてしまわないようにするためのポイントをご紹介します。

フライパンを加熱してから餃子を並べる

餃子がくっついてしまう原因の一つには、きちんとフライパンに油を引けていないということが挙げられます。

フライパンに引いた油をヘラなどで全体に馴染ませて加熱し、フライパンが十分に温まったことを確認してから、餃子を並べるようにしましょう。

先にフライパンを加熱しておくことで、餃子がフライパンにくっついてしまうことを防ぐことができます。

火加減に注意する

火加減は強すぎると焦げますし、弱すぎるとこんがりとした焼きめができません。

餃子を焼くときは、必ず中火で調理するようにしましょう。

フライパンの蓋を頻繁に開けない

餃子が焼けているかを確認するために、頻繁にフライパンの蓋を開けて中身を確認するのはNGです。

頻繁に蓋を開けることによって、蒸気が飛んでしまい、十分に餃子を蒸し焼きにすることができません。

餃子を蒸し焼きにする時間を大切にするためにも、タイマーを使ったり、フライパンの中身が見える蓋を使ったりするなど、頻繁に蓋を開けずに済むように工夫をしてみましょう。

忍者
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餃子は中火で蒸し焼きにすることが重要な調理工程です。
見習い忍者
見習い忍者
十分に蒸し焼きにしないと、餃子の底だけが焼けた状態になってしまう場合があるよ!

テフロン加工のフライパンを使用する

どうしても餃子がくっついてしまう場合、使用しているフライパンに問題がある可能性があります。

現在使用されているフライパンは鉄製のフライパンですか?

それとも、テフロン加工やフッ素樹脂加工のフライパンでしょうか。

テフロン加工やフッ素樹脂加工のフライパンは、鉄製フライパンに比べて食材がくっつきにくいため、料理が苦手な方にはおすすめです。

鉄製フライパンは熱が伝わりやすく、短時間で調理をすることができるというメリットがあります。しかし、引いた油が鉄製フライパンに馴染む前に食材を入れてしまうと焦げやすいというデメリットもあります。

鉄製フライパンは料理上級者用のフライパンといわれており、手入れが難しいため、どうしても餃子がくっついてしまう場合は、テフロン加工のフライパンを使用してみてはいかがでしょうか。

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テフロン加工には寿命がある

テフロン加工のフライパンにはデメリットもあります。

テフロン加工は消耗品で、1~2年で寿命がきてしまうという点です。

現在使用しているフライパンがテフロン加工なのに、餃子が頻繁にくっついてしまうというのであれば、テフロン加工の寿命かもしれません。

そのようなときは、思い切って新しいフライパンの購入を検討してみましょう。

まとめ

以上、今回は上手に羽根つき餃子を焼くためのポイントをご紹介しました。

今回ご紹介した主なポイントは以下になります。

  1. 水溶き片栗粉よりも水溶き小麦粉を使用する方が失敗しにくい
  2. 水:小麦粉=10:1の比率で差し水を作る
  3. 差し水はお湯で作ることが望ましい
  4. フライパンに並べる餃子は間隔を詰めて円形に並べる
  5. 餃子を焼くときは必ず中火で調理する
  6. 仕上げにごま油を一回しする
  7. ホットプレート調理よりもフライパン調理の方が失敗しにくい
  8. サラダ油を引いたフライパンをまず加熱してから餃子を並べる
  9. 蒸し焼きの最中は頻繁にフライパンの蓋を開けない
  10. テフロン加工のフライパンを使用する
  11. テフロン加工の寿命に注意する

以上のポイントを全て押さえて餃子を焼くようにすれば、きっと上手に羽根つき餃子を焼くことができるはずです。

上手くいくように願っております。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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