福祉施設の人間関係は実際どうなのか|現場で感じたこと
これから福祉系施設で働こうと考えている方は、
業務内容と同じくらい、人間関係について不安を感じているかもしれません。
- 職場の空気はどうなんだろう
- 怖い人ばかりだったらどうしよう
- ちゃんと馴染めるのかな
自分も働く前は、そういうことをかなり考えていました。
ただ正直なことを言うと、実際の人間関係については、その施設に入ってみないと分からない部分も大きいです。
これは福祉業界に限らず、どの仕事でもそうかもしれません。
ですが、実際に福祉施設で働いてみて感じたことや、
「こういう傾向はあるかもしれない」と思ったことはあります。
今回は、自分の実体験ベースで、福祉施設の人間関係について感じていることを書いてみようと思います。
福祉業界は中途採用の方が多い
大学卒業後に新卒で福祉施設へ就職される方ももちろんおられますが、実際には、別の仕事を経験したあとに中途採用で入ってこられる方の割合がかなり高い業界だと感じています。
自分の職場でも、新卒採用で入社された方はいませんでしたし、毎年4月に新卒の方が入ってくるような環境でもありません。
インターネット上の統計でも、福祉・介護分野は中途採用の割合が高いと言われています。
慢性的な人手不足や、体力面・精神面で大変そうなイメージもあり、最初からこの業界を選ぶ方は少数なのかもしれません。
そのため、福祉業界には、
- 他の仕事を経験してきた方
- 一度違う人生を歩んできた方
- 色々な現場を見てきた方
が多い印象があります。
「色々経験してきた人」が多い印象がある
自分がこれまで出会ってきた福祉職の方は、思いやりがあり、優しく、コミュニケーションが柔らかい方が多い印象があります。
もちろん全員がそうというわけではありません。
ですが、他の仕事を経験してきた方や、一度挫折や苦労、人間関係の難しさを経験してきた方も少なくないように感じます。
だからこそ、利用者さんに対しても、職員同士に対しても、相手を理解しようとする姿勢を持っている方が多いのかもしれません。
もちろん、これは綺麗事だけではありません。
疲れている日もありますし、忙しい日もあります。
人間関係で難しさを感じる場面もあります。
それでも、自分は他業種と比べて「人の痛みを想像しようとする人」が多い業界なのではないかと感じています。
ベテラン職員の方には“見えない歴史”がある
福祉施設には、昔からその場所で働き続けてこられたベテラン職員の方がおられます。
そうした方は、今は退去された利用者さんへの支援や、施設の大変だった時代も経験してこられている方です。
長年現場に立ち続けるというのは、簡単なことではありません。
外から見ただけでは分からない苦労や、積み重ねてきた経験があると思っています。
だから、自分は「今見えている雰囲気だけ」で、その人を判断しないように気をつけています。
中には、少し壁を感じる方や、いわゆる「お局さん」と呼ばれるような方もいるかもしれません。
でも、その背景には、その人自身が現場で色々な大変さを経験してきた歴史があるのかもしれない。
最近は、そんなふうに考えるようになりました。
実際に自分がそう考えるようになった理由については、こちらの記事で詳しく書いています。

自分が職場で気をつけていること
自分が職場で特に気をつけているのは、ベテランの方に対して、わかったようなことを言わないことです。
例えば、以前にも聞いたことがある内容だったとしても、業務の説明を受けるときは、最後まできちんと話を聞くようにしています。
ちゃんと返事をすることも意識しています。
小さいことかもしれませんが、こういう積み重ねは大事だと思っています。
福祉の仕事は、チームで動く場面も多いです。
だからこそ、
「自分の考えだけで動かない」
「相手の話をきちんと聞く」
ということは、人間関係の面でもかなり大切なのかもしれません。
最終的には“その施設次第”な部分もある
ここまで色々書いてきましたが、最終的には、その施設ごとの空気感による部分もかなり大きいと思います。
もちろん、中には関わりにくい方がおられる職場もあるかもしれません。
実際に入ってみないと分からないことも多いです。
ただ、自分の実感としては、周囲の話をしっかり聞き、相手への配慮を持ちながら働ける方であれば、良好な人間関係を築ける可能性は十分にある業界だと思っています。
少なくとも、自分はそう感じながら働いています。



