中華調味料

ラー油とは?餃子のつけだれとして親しまれているラー油の歴史は意外と浅かった!?

美味しく餃子を食べるためには、絶対に欠かすことができないラー油

ラー油をかけた酢醤油やポン酢に餃子をつけて食べれば、餃子の旨味にピリッとした辛さが合わさって、さらに食欲を掻き立てられます。

ラー油は主に中華料理に使われる調味料のひとつですが、近年では中国だけでなく日本においてもポピュラーな調味料となっています。

餃子を食べるときには誰もが当たり前のようにラー油をかけますが、ラー油の原材料ラー油がどのようにして作られるのかなど、あなたはラー油について詳しくご存じでしょうか。

今回の記事では、ラー油に焦点を当て、ラー油が何からどのようにして作られるのかなど、ラー油についてお伝えしたいと思います。

ラー油は何から作られる?ラー油とはどのような調味料かを解説

ラー油とは、ごま油に唐辛子を加えて加熱することで作られる調味料で、よく四川料理に使われる中国発祥の調味料です。

市販のラー油は様々なメーカーから販売されていますが、全ての商品がごま油を原材料として作られているわけではありません。

ごま油を使って作られているラー油のほかにも、トウモロコシ油大豆油を使って作られているラー油があるなど、ラー油に用いられる食用油はメーカーによって様々です。

そして、ラー油は漢字で書くと辣油という表記になり、「」という漢字は、熱を伴う辛さを意味します。

四川料理の辛さを表す言葉に、痺れるような辛さを意味する麻辣(マーラー)という言葉があるように、という漢字は辛さを表現する漢字として使用されます。

そんな中国発祥のラー油ですが、近年の日本では食べるラー油がブームになるなど、ラー油の存在は日本人にとっても身近なものとなりました。

いまやラー油は、日本や中国だけでなく世界各国で使用されており、アメリカではチリオイルとして親しまれています。

ラー油の歴史

ラー油の歴史については諸説がありますが、中国でラー油が作られ始めたのは17世紀前後という説が有力です。

なぜ、中国でラー油が作られ始めたのが17世紀前後といわれているのか。

その理由は、ラー油の原材料である唐辛子が、唐辛子原産国である中南米から中国に伝わったのが17世紀前後だといわれているからです。

中南米原産の唐辛子は、コロンブスが新大陸を発見した1492年以降にヨーロッパに伝わり、そして、世界各国に伝わっていきました。

中国に唐辛子が伝わったのは、他の国と比べて遅かったとされているため、中国に唐辛子が伝わったのは17世紀前後と結論づけられているようです。

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ラー油はもっと昔からあったと思ってたけど、実際にラー油が作られたのは、割と最近の出来事なんだね!

日本初のラー油はいつ誕生したのか?

日本では1966年に、ヱスビー食品から日本初の市販のラー油が販売されました。

販売当初はラー油という商品名ではなく中華オイルとして販売されていましたが、後にラー油と名前が変えられ、現在に至ります。

当時から日本に存在していた中華料理店では、すでにラー油が使われていたと思われますが、市販のラー油として公式に販売され始めたのは1966年のことです。

日本のラー油と中国のラー油の違い

日本と中国のラー油は、どちらも食用油に唐辛子を加え、唐辛子の辛味を抽出した調味料だということに違いはありません。

しかし、日本のラー油は油成分のみのものが主流なのに対して、中国のラー油は油成分に加えて、ラー油を調理する際に使用した焦げた唐辛子などの薬味類が、ラー油に沈んだ状態で提供されることが主流です。

  • 日本のラー油:油成分のみ。ピリ辛。
  • 中国のラー油:油成分に加えて、唐辛子などの薬味類が沈んでいる。日本のラー油に比べて辛いものが多く、むせ返るほどの辛さが味わえるラー油もある。

近年の日本では食べるラー油が流行ったり激辛ブームが起こったりと、昔の日本よりも辛い食べ物が受け入れられるようになりました。

そのため、日本の中華料理店やラーメン屋などでは、唐辛子が沈んだ中華風のラー油を提供しているお店も数多く存在しています。

ラー油は自宅でも簡単に作れます

ラー油を作るのは難しい印象があるかもしれませんが、そんなことはありません。

ご家庭で、どなたでも簡単に作ることができます。

ラー油を作るために必要な調味料は、ごま油唐辛子

作り方は、ごま油に唐辛子を加えてゆっくりと加熱するだけなので、とても簡単です。

油に唐辛子を入れてゆっくりと加熱することで、唐辛子の真っ赤な色や辛味成分を抽出することができるため、辛味成分をしっかり抽出するためにもゆっくりと加熱するというのが重要なポイント。

そして、必要以上に加熱してしまうと苦味のあるラー油が出来上がってしまうため、加熱しすぎないように注意するということも重要です。

また、種が入っている唐辛子を使ってラー油を作ると、辛味の強いラー油になります。

辛味の強すぎるラー油が苦手な方は、唐辛子の種が入っていない唐辛子を選ぶなど、注意してラー油を作るようにしましょう。

ラー油は健康に良いってホント?

ラー油は主にごま油と唐辛子から作られるということは先程お伝えしましたが、本格的なラー油には唐辛子の他にもいくつかの香辛料が使われます。

本格的なラー油に用いられる香辛料は、唐辛子、にんにく、ねぎ、山椒、生姜など。

ラー油の主体は油ですから、食べすぎると太ったり、血液がドロドロになって動脈硬化や心筋梗塞を引き起こしたりする可能性が高まるため、一概には健康に良い食品とはいえません。

しかし、適度な量のラー油を摂取するのであれば、ラー油に含まれるごま油や香辛料の成分から健康効果を得ることができます。

  • にんにく:血液をサラサラにする効果があるほか、抗がん作用のあるアリシンという栄養素も摂取できる。
  • 唐辛子:胃腸の機能を改善する効果に期待できる、カプサイシンという栄養素を摂取することができる。
  • ごま油:脂溶性のビタミンEやビタミンKを摂取することができ、ビタミンEやビタミンKを摂取することで、抗酸化作用を得られる。抗酸化作用を得ることで、肌が老化することを防ぐ等、アンチエイジング効果に期待できる。

このように、適度にラー油をからだに取り入れることで、様々な健康効果を得ることができます。

ラー油は油だということを忘れず、食べ過ぎには注意しましょう。

まとめ

以上、今回はラー油の原材料、作り方、歴史など、ラー油について解説いたしました。

ラー油は、加熱することでごま油に唐辛子の辛味成分を抽出した、中国発祥の調味料です。

中国4千年の歴史という言葉があるため、ラー油ははるか昔から存在していたように思われがちですが、実際にラー油が誕生したのは17世紀前後と、ラー油の歴史は比較的浅いということが分かりました。

「唐」という中国を連想させる漢字が使われている唐辛子が、原産国の中南米から中国に伝わったのが他の国よりも遅かったとされていることに関しても、意外な事実だったと思います。

ラー油は美味しく餃子を食べるためには欠かせない調味料。

ごま油唐辛子さえあれば、自宅で簡単に作ることができます。

餃子が大好きな方は、一度手作りラー油で餃子を召し上がってみてはいかがでしょうか。